便秘から引き起こされる合併症 その3

さらに重大な合併症に、大腸ガンというものがあります。

それは、消化管のガンは内容物が長く接触する場所に発生する確率が高いということが挙げられるからです。

食べ物の中の、何らかの機転で、ある種の発ガン性物質が出来たとすると、この物質と接触する時間が長い場所、つまり、内容物が淀みやすい場所に、ガンは発生しやすいと言えます。

実際に、内容物が停滞しやすい胃や大腸は、流れの速い十二指腸や小腸に比べて、ガンの発生率が桁違いに高いという事実があります。

最近の研究によると、小腸で吸収できなかった脂肪酸が大腸に移行し、それが腸内細菌、特に悪玉菌の働きを受けて発ガンに関わっているという説が有力視されています。

それを裏付ける事実として、最近、欧米並みの脂肪を多く取るようになって、日本人の大腸ガンの発生頻度は高くなってきています。