便秘から引き起こされる合併症 その1

便の塊が直腸の下端にはまりこんでいる状態が続いていたりすると、さまざまな合併症を引き起こす可能性があります。

腸管が完全に閉塞されてしまうと腸閉塞の状態になりますし、硬い便が腸の内側の壁を圧迫するようになると、腸の粘膜に潰瘍が出来て出血したり、穴があいて穿孔を引き起こしたりします。

穿孔とは、ポリープ切除の時誤って腸の壁も切除して腸がやぶけてしまう状態を指します。

直腸の下に便がはまりこんだ状態において、便秘なのに下痢便を出すという一見矛盾したような状態になる場合があります。

この状態は、直腸にはまり込んでいる便よりも口側に移動してきた下痢状の便が、粘膜を刺激して腸の運動を高め、はまり込んでいる硬い便と腸の間の隙間から流れ落ちてくるという仕組みになっています。